株式会社MYCITY

染谷 洋平

CTO

2021年入社

Yohei Someya

Company Plofile

世の中の「個人最適」をつくりだすELEMENTSグループにおいて、常に働き方や暮らし方が変化し続ける「住」のジャンルにて、「都市とあなたをつなぐ」をビジョンにリアルとデジタルの世界をつなぐIoTソリューションの開発と提供を実施。

─ 生活する場所、働く場所のパーソナライズ

MYCITYは、空間解析技術により、住宅やオフィスにおいてパーソナライズされた“あなたに最適な空間”づくりに取り組んでいる。住宅では、空調、照明、給湯などの各機器とスマートフォンアプリを連携し、最寄り駅についたタイミングで冷房をいれる、お風呂を沸かすなど位置情報と連携した機器の自動操作などのスマートホームプラットフォーム「MyPlace for Home」を手がける。

オフィスでは、ビル設備との連携や各種センサーを通じ、同僚の所在確認、屋上テラスやミーティングルームなど共用のワークスペースの混雑状況を自席にいながらリアルタイムに確認できることで、フリーアドレスのオフィスで働く一人一人が、自分に最適な場所を探しやすい環境を実現している。東急不動産の「渋谷ソラスタ(SHIBUYA SOLASTA)」に「MyPlace for Office」を全面導入し、館内の 2,000 個のセンサーから取得した利用者 3,000 人の個人や組織のデータより「空間の可視化」を行い、オフィス内における IoT 化という新しいアプローチでの働き方改革を推進している。

最近では、オフィス内に関わらず、どこでも自分の好きな場所で安心して働ける環境づくりのサポートも行う。2022年6月より「AnyPlace(エニープレイス)」を提供し、オフィスと同じセキュリティ環境をどこにでも構築可能なアクセス制限サービスと、事業所や自宅などあらゆる環境の脆弱性を監視するサービスを開始した。コロナ下でリモートワークが浸透した企業もある一方で、政府からの要請がなければ出社の選択肢しかない企業が依然ある。「情報漏洩などセキュリティリスクへの懸念から出社としているケースが多いが、社員が働いている場所が把握でき、かつセキュリティが担保されていれば、行動制限なく、例えばリモートワーク制度やワーケーション制度なども導入しやすくなるのではないか。」と染谷は語る。

─ 一筋縄ではいかない開発、研究を重ねて最適解を模索する

前職ではアドテクの分野で、ユーザーへ情報をいかに届けるかの最適化に取り組んできた染谷だが、「アドテクは、コンテンツと人を1対1対応させる仕事だと感じていた一方で、MYCITYで取り組む最適化は、“気温が22°Cだから満足”ではなく、湿度などに考慮することも必要で、より多面的に捉えられることにやりがいを感じる。」という。

一方でIoT分野ならではの開発の大変さもある。サービスの性質上、システム間の連携が肝になるが、MYCITYが手がけるソフト面と、事業会社側で手がけるエアコンのシステムなどのハード面をつなげるのが難しい。事業会社が持つ従来のシステムに合わせて作るため、予想していなかったことが多く発生する。例えば、特定の業界に暗黙知化されているルールでAPIの利用制限がされているなど、普段は気にしないイレギュラーな閾値があるとシステムが動かなくなる。隠れた前提条件が何か、常に仮説を立てながら試行錯誤を繰り返すことが大事になる。

またIoTを支える電池の消費量問題と向き合うことも重要だ。IoTアプリをスマホにインストールしたことですぐに電池がなくなり、業務に支障が出てしまうようなことがあれば、本末転倒だからだ。常に通信しているせいで電池がすぐに消耗しているなら、通信の頻度を毎分なのか毎時間に数回が良いのか、パフォーマンスとのバランスを徹底的に研究し調整している。さらにPCとスマホ、端末情報とIPアドレスなどといった複数の要素を組み合わせて最適な解を導き、万が一、何かの要素が欠けたとしても他の要素で補えるようなアルゴリズムを作っていく。その結果、システムやサービスとしての品質の高さを維持することができているのだ。

─ 目指すは“朝起きたら、自宅でおもてなしされている世界”

現状、一つ一つは通信ログでしかないものが、今後はデータが蓄積されることによって行動パターンが分かり、点が線になって見えてくるものがある。染谷は「線になって見えたことをもとに、将来的には、自分がしているルーティンを“無人コンシェルジュ”が勝手に用意してくれるような未来を実現したい。」と話す。

例えば、夏場に営業先から帰ってきたら行動パターンを読んで、その人が冷房を下げる前に温度を自動で下げてあげる、オフィスで冷房を寒いと感じている人をマッピングし空調の傾きを自動で工夫する。自宅に帰宅後、玄関から直接部屋に行き、だいたいソファーに座ってテレビをつける人であれば、歩行距離を読み取ってソファーに座るであろうタイミングに自動でテレビをつけてあげるなどだ。
「朝起きたら普段は何も言わずにコーヒーができていたら嬉しいですし、飲んだ次の日はしじみの味噌汁ができてたらすごく嬉しいですよね」と染谷は嬉々として話す。一人一人にとって最適な空間を提供することは、快適さを実現するだけでなく、冷暖房のつけっぱなしなどによる無駄なCO2排出量削減にもつながる。地球にも人にとっても快適な未来の実現に向けて取り組みは続く。

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